2020年4月13日

2020年4月13日 品川駅は混んでいた 興味・関心・好奇心

仕事の都合で、品川に向かった。

天気は最悪。傘が役に立たないほどの暴風雨だ。
現場にいなければならない仕事で、テレワークでは対応不可。仕方がない。

大江戸線代々木駅でJR山手線に乗り換える。いずれの路線も、4月7日緊急事態宣言が発令されて以降乗客数はかなり減っている。

新型コロナウイルスの流行が報道された後も、緊急事態宣言が出る前は電車はいつも満員で、若者たちが多く下車する渋谷で空席を見つけられればラッキーな状況だった。

けれど、今日は違う。

座席の人たちは互いに距離を置いて座っている。まるで、それが電車内のルールであるかのように、1メートルくらいの間隔を保っていた。途中、乗ってくる人たちもその間に座ろうとせず、それぞれが間隔を取って立っている。いわゆる「ソーシャル・ディスタンス」を保っている状態。

「この電車は、換気のために空調設備を開放しています。時折冷たい空気が入るとは思いますが、ご了承ください」と、社内アナウンスが流れた。

密集、密接、密閉の3つの密を回避するようにとの政府の要請を多くの人たちが遵守している。命令ではなく、要請に従う。社会秩序を守ることは美徳。他者や社会へ配慮できるとか空気を読むことができるというのは良いことだなぁと思った。

それでも、品川駅は混雑していた。巨大なターミナル駅を経由して、多くの人々がそれぞれの目的地に向かう。
旅行客風の人はほぼいない。仕事に向かう、あるいは仕事を終えて家路につく人たちのように見える。状況が状況なので、誰しも新型コロナウイルスの感染リスクを避けたいと思っている。けれど、現場にいなければできない仕事があるのも事実。

山手線車両内に掲示されたポスターのフレーズを思い出した。

「テレワークが始まった。ハンコを押すために出社した」
「テレワークが始まった。書類提出のために出社した」

そういう次元じゃないお仕事もあるのよ…。と思った。

(写真はフリー画像イメージです)